稚内公園
稚内市街西側の丘陵地に広がり、街並みを一望できる47平方mの広大な公園。稚内のシンボル的存在である氷雪の門や樺太犬の碑など、園内には数多くのモニュメントが点在しています。展望施設や郷土資料館が一緒になった開基百年記念塔や無料休憩所もあり、市民の憩いの場として多くの人に利用されています。
基本情報
- 郵便番号
- 〒097-0000
- 所在地
- 北海道稚内市稚内村ヤムワッカナイ
- 休業日
- 11月中旬～4月中旬まで閉鎖
- 駐車場
- 氷雪の門周辺：40台
ゲストハウス前：20台
百年記念塔前：50台
中段トイレ前:5台
- アクセス
- ●JR稚内駅から車で約10分
●車：道央道士別剣淵ICから国道40号経由200km 約3時間30分
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
稚内公園のみどころ①
- 氷雪の門
-
- 正式名称は「樺太島民慰霊碑」。雪と氷の中で厳しく生き抜き、そして敗戦の失意から再びたくましく立ち上がった人々を象徴する女性像から、厳しさと強さが感じられます。
- more
- 九人の乙女の碑
-
- 昭和20年(1945）終戦5日後に、樺太真岡郵便局で電話交換業務を終えた後、自ら若い命を絶った9人の女性の慰霊碑霊。『皆さん、これが最後です。さようなら、さようなら』の彼女たちの最後の別れの言葉が胸をうちます。
- more
- 昭和天皇行幸啓記念碑
-
- 昭和43年（1968）9月、開道百年記念式典でご来市した天皇・皇后両陛下は、稚内公園の『九人の乙女の碑』の前で、九人の乙女の悲話に感銘を受け、この時のご感銘を次のように詠まれました。
「御製（天皇）樺太に命を捨てし たおやめの 心思えば胸 せまりくる
御歌（皇后）樺太につゆと消えたる 乙女らの みたまやす かれと ただいのりぬる」
- 樺太犬供養塔
-
- 白い南極の大陸で命を落とした15頭の“犬ぞり隊”の霊を慰めるための慰霊碑。稚内公園の犬ぞり訓練所跡地に、昭和36年（1961）10月、建立され、毎年8月上旬に、この慰霊碑の前で“慰霊祭”を行っています。
- 南極観測樺太犬訓練記念碑
-
- 昭和32年（1957）、国際地球観測年を機に、日本が初めて南極観測に参加するにあたり、極地での物資輸送を目的に稚内周辺から集められた"犬ぞり隊"の樺太犬。 記念の台座には南極で採取した白石が埋め込まれ樺太犬の顔は当時の厳しさを物語っています。
- 望郷の樺太の碑
-
- 望郷の樺太は、樺太（現サハリン）からの引き揚げ者らでつくる全国樺太連盟により2019年7月稚内公園に建立されました。終戦まで日本が統治した樺太には、戦後建立された日本人の慰霊碑が23基存在しています。
稚内公園のみどころ②
- 稚内市北方記念館・開基百年記念塔
-
- 郷土や樺太関係の資料が揃っています。開基百年記念塔は地上70mの高さにガラス張りの展望台があり、ここから南は広大なサロベツ原野、西は利尻・礼文、そして北は宗谷海峡を隔ててサハリンの島影など、360度の大パノラマを楽しむことができます。
- more
- 稚内市北方植物園
-
- 昭和53年（1978）に開園し平成19年以降はNPO法人稚内山野草同好会により管理されています。ここでは、最北の貴重な植物や、多彩な石造り庭園を楽しむことができます。これまで見たこともない植物が発見できるかもしれません。
- more
- 文芸の小径
-
- 稚内市民から自作の俳句・短歌・川柳を募集し、それらを句碑として設置した散策路が文芸の小径です。ここに配置されている句は、稚内市民又は稚内市にゆかりのある方の作品で、稚内市のへの思いが詰まった作品が立ち並んでいます。
- 教學の碑
-
- 豊原（現：ユジノサハリンスク）にわが国初の男女共学による専門学校として設立された樺太師範学校に通った方々が、同窓会の50周年事業として寄付を募り建設したものです。
- 測量の碑
-
- 平成9年（1997）、北海道測量設計業協会・稚内測量設計協会により建てられました。円型のモニュメントの中心には方位盤と標石があり、世界各国の方位が示されています。
