メグマミズナラ群落
「メグマ」は稚内市声問~富磯間約8キロメートルの海岸地帯をいいます。このメグマ海岸に沿って国道238号が走り、国道の山側には防風林が長く続いています。この防風林と国道にはさまれて、一定の高さより延びない植物が々と続いています。これが昭和43年稚内市の文化財の指定を受けたブナ科ミズナラの大群落です。
宗谷海峡から直接吹きつける潮風と北西の強い季節風のため、いっせいに山側に傾いて手をつなぎ励まし合うように繁殖しています。どこにでもあるミズナラも、自然の厳しい条件の下で、このような大群落をなしているところはとても珍しいといわれます。
雪解けまでは枯れているかのように見るミズナラも、春ともなれば青々とした葉をつけ花を咲かせ、やがてかわいらしい実(ドングリ)をつけます。
基本情報
- 所在地
- 北海道稚内市声問~富磯
- アクセス
- JR稚内駅から車で約30分
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。